プレスリリース
【地域活性×壁画アート】遊休不動産をミューラル(壁画)アートで別空間に生まれ変わらせる。不動産の社会課題をストリートアーティストが解決
遊休不動産の負の連鎖をアートの力で止める
ミューラル(壁画)アートを多角的に展開しているJAPAN AX PROJECT株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:山田 真史 https://www.axpjt.com/ )はこのたび、ミューラルアートを主軸に活動するアートプロデュース団体、BIHIND THE WALL(本社:神奈川県川崎市、代表:佐川 友星 )と業務提携契約を締結し全国にある遊休不動産の課題をミューラル(壁画)アートというコンテンツで解決する活動を開始することをお知らせします。
・遊休不動産の課題とミューラル(壁画)アートの効果
商店街や街中に空き店舗が並んでしまうと活気がない印象を与え、その結果として遊休不動産が更なる遊休不動産を生むという負の連鎖がその地域の衰退を加速します。また、放置され続けることで建物の老朽化が進み安全性の課題が生まれる他、不審者による犯罪リスクが高まる可能性があります。
ストリートアートのひとつであるミューラルアートは壁主の許可の元、巨大な壁画を制作するアートです。視野いっぱいに広がるミューラルはその場所を新しい空間として生まれ変わらせる力があります。そして、その場所にポジティブな印象を植え付けることができます。
ミューラルは遊休不動産の課題を解決する方法としてベストな選択肢だと我々は考えています。
・今回の業務提携ならび活動開始の背景
当社は、オフィスアートや商業施設での制作以外にもっとさまざまな場所でミューラルアートを活用できないかを検討、検証をしています。2023年のJR北海道の廃線跡地利活用プログラムへの採択や、様々な地域に実際に訪れているなかで、各自治体やエリアマネジメントを行う企業と、「地域×ミューラル」という文脈での会話が非常に増えました。
商店街はもちろん、赤字化している路線の無人駅や、さまざまな状況に起因し取り壊しが出来ない建物。日々会話をする中でいろいろな課題や活用の可能性がある「壁」の課題を聞きます。そして、これらはミューラルアートのもつ力によって課題解決出来るのではと考えました。
そうした中で、2022年8月〜2023年3月に BIHIND THE WALLが、神奈川県川崎市の平間銀座商店街の空き店舗活用したミューラルアートプロジェクト「Wallternatives」を実施。
パチンコ空き店舗である遊休不動産をミューラルアートの力で生まれ変わらせ、公共性のある文化交流の場を提供しました。このプロジェクトのノウハウを生かすこと、またミューラルアートはもちろんクリエイティブ力のあるBIHIND THE WALLと共創することで、遊休不動産×ミューラルアートが加速すると考え、今回の業務提携が実現しました。
・Wallternativesとは
空き家となる空間を公共性のある場所として活用したミューラルプロジェクトを主催。アーティストのクリエイティブな活動発信地とし、 壁画をもって演出するほか、音楽やパフォーマンスを交えたイベントの開催、地元小学生との壁画ワークショップの実施、グッズ販売などアーティストと地域のコミュニティスペースとしても機能する。約7ヶ月のプロジェクト運営と壁画展を公開し、日本各地、さらには海外からのゲストも交え総勢50組以上のアーティストが参加。壁画展には700人以上の動員を記録。川崎市長の来訪や、メディア掲載も多数。
<Introduction video of Wallternatives>
・今後の活動について
各自治体の方々と遊休不動産×ミューラル、地域活性×ミューラルという文脈で事例を作っていきそれを横展開していくことを最優先として考えています。また、遊休不動産をアーティストのギャラリーとして活用し、その後そこに企業誘致をするスキームを構築していくなど、地域の課題に対して遊休不動産を活用する新しい方法を、各地域の方々、ミューラルアーティストと会話を重ね展開していきます。
・スポンサー企業、協賛パートナーの募集
遊休不動産に関わらず地域活性には様々なチャレンジが必要であり、生み出すことと継続させるための活動資金が必要となってきます。例えば、塗料に関してはニッペホームプロダクツ株式会社様より廃棄塗料を提供していただき、アップサイクルとしてアーティストに活用してもらうことを行っています。こういった支援により活動が成り立つ部分もあります。
今回の活動にご興味をもっていただいた企業、個人の方がいらっしゃいましたらご連絡をお待ちしています。是非一緒に遊休不動産の利活用を通じて地域活性に取り組んでいただけると幸いです。
・BIHIND THE WALL代表 ミューラルアーティスト/佐川 友星 コメント
15年以上のアーティスト活動をしている中で、全国で活動する素晴らしいアーティストたちに出会うことができました。ミューラルアートを基軸に活動するアーティストは常にその支持体となる「壁」を探し求めています。地域活性を目指しアーティストと地域事業者をマッチングすることで、アートと街が共存したコミュニティが生まれると感じています。
大きなミューラルアートは空間の印象を大きく変え、人々、時間とともに共有できる象徴的な存在になります。絵のもとにそれぞれの思いで人々が集い、楽しめる場所。
そんな場所をぜひ一緒に作れたら幸いです。
JAPAN AX PROJECT株式会社 広報担当
E-mail: info@axpjt.com